モロッコを後にしてやってきたのは
ポルトガル第三の都市、コインブラ。
かつてはポルトガルの首都でもあった歴史深いコインブラには、羊肉を使用した郷土料理があります。
その名も「シャンファーナ」
正確には、コインブラも属するベラリトラル地方の郷土料理で、
羊肉、または山羊肉を赤ワインでじっくり煮込んで作ります。
シャンファーナの起源については諸説ありますが、一説によると19世紀のフランスの侵略の際に、フランス軍に家畜を奪われないように、家畜を肉にして保存性の高いシャンファーナに調理したといわれています。その他にも、フランス軍を倒すために飲み水に毒を入れたため、水の代わりに赤ワインで調理したという説もあります。
伝統的なシャンファーナは、黒い土鍋で提供されます。
前日からニンニクと赤ワインでマリネしておいた羊肉を、土鍋にいれ
ローリエ、赤ワイン、玉ねぎなどを入れて薪オーブンで長時間煮込みます。
ポルトガルの後はアイスランドとイギリスのアイラ島に行って羊三昧してきました。(過去記事参照)
次回は長かったヨーロッパを後にし、アメリカ大陸に上陸。
1か国目はカナダです。