南米1カ国目はペルー。
あまり羊のイメージがないペルー。
しかし遥か昔にスペイン人が持ち込んで以来、
今では1000万頭以上の羊が飼育されています。
ペルビアンラムのラックです。
付け合わせは玉葱のスライスに唐辛子やコリアンダーのみじん切りなどを混ぜてライムを絞ったサルサ・クリオージャとゴールデンポテトとジャイアントコーンです。
半分に切られた羊の頭が入ったこの温かいスープは、寒さが厳しいアンデス高地での朝ごはんに最適とのこと。
さらに二日酔いにも利くという優れたスープです。
羊の頭っていうと、日本ではゲテモノ料理の類に入ってしまうかもしれません。
しかし世界ではスーパーなどでも売られている身近な食材です。
食文化の発達したヨーロッパでも、ギリシャやスペインなどの市場で羊頭は販売されていました。
羊食文化のある国では、日本人が魚の兜焼きを食べる感覚で羊頭を食べます。
脳味噌やタン、頬肉といった人気の部位は取り合いになってしまうほど人気の部位なんですよね。
南米2カ国目はブラジル。
ブラジルは羊の飼育頭数世界19位の羊大国です。
ブラジルで最も多く飼育されている羊は、サンタ・イネスという品種の羊です。
サンタ・イネスはブラジル原産で毛がない短毛種で熱帯気候に適応し、他の肉用種と比べて高い寄生虫耐性をもっています。
ということでサンパウロのちょっと高級なシュラスカリアに来ました。
やっぱり本場のシュラスコは一味違いますね。
次回は、南米編「ウルグアイ・チリ」
ウルグアイではバイクで羊農家を訪ねました。寒かったなあ。