世界羊旅24カ国目 アイルランド
今回の主役はこの方です!
メイヨーブラックフェイスマウンテンシープさんです。
メイヨーというのはアイルランドの州の名前です。
18世紀にスコットランドからやってきたスコティッシュブラックフェイス(スコットランドの羊品種)がメイヨ―州、ケリー州、ドニゴール、ウォーターフォードとアイルランド各地で独自の進化を遂げたそうです。
今回はメイヨ―ブラックフェイスマウンテンシープさんが住んでいるメイヨ―州にある羊達の楽園「アキル島」にやってきました。
首都のダブリンからは車で4時間ほどです。本土とは橋でつながっています。
引用元:Google社「Google マップ」
羊達の楽園「アキル島」
アキル島は良質な羊肉の産地として有名です。
人口よりも羊のほうが多いこの島では、羊達を取り囲む柵などありません。
今回のアイルランド&北アイルランド縦断のお供のヒュンダイと早速現れたメイヨ―ブラックフェイスマウンテンシープ。
羊達は島中を自由に歩き回っています。
我が物顔で道路を闊歩しています。車は羊達が通り過ぎるのを待ちます。歩行者優先ならぬ、歩行羊優先です。
この島の羊はすんげえ自由です。とにかく自由過ぎます。
国の重要文化財にも指定されている600年前の遺跡にもいるし。
なんなら重要文化財の中に入って雨宿りしちゃってるし。
バイカー集団に轢かれそうになってるし。
海岸沿いでストレッチしてるし。
断崖絶壁でおっぱいあげてるし。
この自由さが肉質にも影響するとのこと。
羊達は山に自生する野生の植物やハーブ、香りのよい花や海藻を食べて育つので独特の風味の肉に仕上がるそうです。
アキル島は自然豊かで美しい島です。
メイヨ―ブラックフェイスマウンテンシープ実食。
リブアイのロースト。丁度メイヨーラムのシーズン初めの7月ごろだったので若齢の個体。それもあってか風味穏やかでやわらかさが際立ちます。自由過ぎる羊なので個体差凄そうですけど、上品な味わいでした。
Mayo Braised Lamb Shank, これは品種は不明ですがメイヨー産のラムです。
ラムシャンクの煮込みは定番ですよね。とても美味しいです。
アイルランドの煮込み料理って美味しいんですよね。牛肉をギネスビールで煮込んだギネスシチューとか。
その中でも外せないのがアイルランドの郷土料理「アイリッシュシチュー」ですよね。
もちろんアイリッシュシチューも頂きました。
たっぷりのジャガイモと羊肉で作るアイルランド版の肉じゃがですね。素朴な味付けで羊肉の旨みが滲み出たスープと野菜がめちゃくちゃ美味しい。世界中でいろいろな羊肉料理食べましたけど、上位に入る美味しさです。
最後にアキル島で撮影した羊達の写真を載せて終わりにします。
最後までご覧いただきありがとうございました。