世界三大料理の一角「トルコ料理」は羊肉オンパレード《キョフテ、羊頭、内臓スープ、etc編》【トルコ/イスタンブール】

 

世界羊旅10カ国目 トルコ

 

 

トルコに来たなら外せない。楽しみにしていた料理。

それが「キョフテ」である。

キョフテとは、羊肉や牛肉で作るトルコ風のハンバーグ。

一般的なハンバーグとは違い、スパイスを効かせて直火で焼き上げてるのでエスニックでジューシーだ。

トルコの代表的な肉料理なのでイスタンブールにもキョフテ専門店が複数ある。

まずはイスタンブールで最も有名な老舗キョフテ専門店に突撃した。

1920年創業のSultanahmet Köftecisi
巨大なグリルで物凄い数のキョフテが焼かれている。
名物のウズガラキョフテ。ウズガラ=焼く・グリル。
肉汁たっぷりのキョフテ×パン×スパイシーソースは裏切らない。

老舗だけあって、確かに美味しいが、残念ながらビーフ100%らしい。

昔はラムを使っていたが、今は牛肉に切り替えたそうだ。

やはり、羊肉を使ったトラディショナルなキョフテを食べたい。

そう思い、宿の近くにあるレストラン街を探索してみた。

さすが、トルコ。羊肉のキョフテを出す店はいっぱいあった。

その中でも一際賑わっていたレストランに入ってみた。

GRILLED(ラム)を注文した。
先ほどの店とは違い、バルカン半島特有の小さい円状のキョフテのようだ 。
2軒連続のハシゴキョフテだったが、あっという間に完食してしまった。
美味しすぎたので、別の店でもラムキョフテ。

ちなみに、キョフテはいろいろな地方にご当地キョフテがあるらしく、その数は250種類以上とも言われている。

別の店で食べた、西海岸にあるイズミールという町の名物「イズミールキョフテ」トマトで煮込むのが特徴である。

トルコ風羊もつ煮込み「イシュケンベ・チョルバス」

もつ煮込みというよりは、もつスープ。羊の骨や、羊蹄などでとったスープに羊の臓物が入っている。朝食で食べたり、お酒を飲んだ後の〆として人気のようだ。ちなみにギリシャではパツァスと呼ばれ親しまれている。

イシュケンベスープの名店にやってきた。
やはりイシュケンベスープが名物のようだ。
店員さんおすすめのKUZUPACAを注文した。
スープ以外にも美味しそうなメニューがある。羊の頭のタンドリーもあったので注文。
羊の頭のタンドリーは、街頭販売されてるのを見かけて、気になっていた。

羊の頭は少し、刺激の強い画像なので見たい方はこちらから。

さすがに、テイクアウトして食べ歩きするには大きすぎたので、悩んでいたところだったので迷わず注文した。
まずはスープが到着。パンは無料で食べ放題。奥に見えるニンニクエキスをスープに入れて食べる。
見た目とは裏腹にすっきりとしている。ニンニクエキスや辛味を使って自分好みの味にしてくださいとのこと。
トルコで有名なチョバンサラダ。直訳すると羊飼いのサラダ。昔、羊飼いが放牧地に行くときに材料を携えてその場で調理していたのが由来らしい。トマトやキュウリ、ピーマン、玉葱をさいの目にしてオリーブオイルと塩、レモン汁で和えれば完成。
食べやすく切り分けられた羊頭タンドリーが到着。
羊の脳味噌。
羊の舌。
羊の顔の肉。
羊飼いのサラダと共にパンにのせて頂いた。美味しい。

まだまだある。トルコの羊肉料理。

 

ココレッチ。羊のモツサンド、スパイスが効いていて美味しい。
ピデ。羊肉のトルコ風ピザ。煮込んだ羊肉をトッピングして焼き上げる。
骨付き羊肉の煮込み。
マントゥ。ガーリックヨーグルトソースとトマトソースをかけて食べる。
茹でと揚げの二種盛り。ここの店は残念ながらビーフ100%。
カルヌヤルク。羊肉のミンチがたっぷり詰まっている。
街のあちこちで、羊肉が焼かれている。
ラフマージュン。丸くて薄い生地に、羊挽き肉と野菜をのせて焼いたピザ。イタリアンパセリをのせてレモンをたっぷりしぼって食べる。
ビベルドルマス。羊挽き肉と米を詰め込んだピーマンをトマトソースで煮込んだもn。
最後に食べたのはトルコ産のラムチョップ。

トルコは食料自給率が100%以上。羊肉もすべてトルコ産。多種多様な羊肉料理があるので、羊肉好きには堪らない国だろう。