世界三大料理の一角、トルコ料理。
今回はトルコのイスタンブールで多種多様な羊肉料理を味わってきた。
トルコ料理、基本は羊肉。
トルコ料理のルーツは中央アジアにある。
もともとトルコ人の祖先は、中央アジアに暮らしていた遊牧民だ。
そのこともあり、トルコ料理の肉といえば中央アジアで主食とされている羊肉である。
さらにオスマン帝国時代に、地中海周辺を支配していたため、様々な地域の料理と影響しあい独特の発展を遂げたそうだ。
本場の羊肉ケバブ
1.アダナケバブ
ラム挽き肉と玉ねぎ、トマト、赤唐辛子を混ぜて鉄串に刺してグリルしたもの。これの辛くないバージョンが、アダナケバブと言われている。
ちなみに添えられているご飯は濃い目の味付けで、主食ではなく、付け合わせである。トルコは世界一のパン大国といわているほど、パンを食べまくる。
2.ジャーケバブ
少し厚めに切ったラム肉を大量の尾脂、ヨーグルト、黒コショウ、スライスした玉ねぎで24時間ほどマリネする。そして串に刺して、松の木を薪にしてじっくり時間をかけて焼き上げる。ドネルケバブの元祖ともいわれている。
3.イスケンデルケバブ
トーストを各錐にして、その上にドネルケバブをのせる。その上から溶かしバターとトマトソース、ヨーグルトをかけて食べる。こってりとした味付けだが、ヨーグルトの酸味でさっぱりと食べられる。
4.パトゥルジャンケバブ
スパイスを効かせたミートボールと茄子を交互に串に刺して焼き上げる。茄子は皮は食べずに中身だけを食べるそうだ。以前、モロッコで食べて美味しかったグチャグチャの焼きナスを思い出した。
5.テスティケバブ
土壺に、羊肉やトマト、各種野菜をいれてじっくりと焼き上げる。じっくり焼き上げるので羊肉の旨味や野菜の旨味がトマトソースに染み出して、かなり美味しい。
6.シシケバブ
角切りの羊肉を串に刺して焼いたもの。
7.イスリムケバブ
油で揚げた薄切りのナスで、トマトソースと羊肉を包んでオーブンで焼き上げたもの。
8.ドネルケバブ
日本でもおなじみのドネルケバブ。安さが売りのファストフード的な立ち位置なので、トルコでも近年では鶏肉や牛肉が使われていることが多い。
9.ドマテスケバブ
トマトと一緒に焼き上げる。トマトが甘くておいしい。
実際にTurkeyに行って多種多様なケバブを味わうと、今まで食べていたケバブは何だったんだ?と思った。
イスタンブールのロカンタで知り合った日本に渡航経験のあるという親日家なのか、詐欺師だかわからないケバブ屋の親父が『日本のケバブは偽物だ!』と息を荒くして怒っていた。
最初から最後まで、ほとんど高額絨毯の購入を進める話しかしてなかったので、有名な絨毯詐欺師だろう。